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プリンターを購入するとき『一番安いプリンターでいいや!』と、比較せずにプリンターを選んでいないでしょうか?
実は、本体価格が安いプリンターは、ランニングコスト(インク代・印刷コスト)が高いことが多いです。
また、機種によってランニングコスト(インク代・印刷コスト)が大きく異なります。
そこで、この記事では
- 安いプリンターのインクが高い理由
- 互換インクと純正インクのメリット・デメリット
- インクが安いプリンターの種類
について説明しています。
この記事を読めば、厳選したおすすめ機種の中から、自分にあったコスパ最強プリンターを比較して選べます!
それぞれの使用頻度や用途にあったランニングコスト(インク代・印刷コスト)が安いプリンターを紹介します。
目次
ランニングコストが安いプリンターの選び方
プリンタ本体の価格が驚くほど安い機種のほとんどは、インクカートリッジとプリントヘッドが一体になっている「ヘッド一体型」のインクを採用しています。
「ヘッド一体型カートリッジ」は、ヘッド部分を使い捨てているのと同じことなので、総じてインクが高額になっていて、「インクカートリッジ独立型」に比べるとランニングコスト(インク代・印刷コスト)が高くなってしまいます。
また、「一体型カートリッジ」は、3色から4色のカラーがまとまって入った1つのカートリッジと、黒1色のカートリッジの2つを組み合わせてプリンターにセットするタイプが多くなっています。
なので、黒以外のカラーインクが一色なくなっただけでもカラーインク全色を買い換える必要があり、買い替え頻度が多くなりがちです。
短期間にちょっとだけ印刷するだけという特殊な場合を除いて、安易に本体価格が安いプリンターを購入するのはオススメできません。
本体価格が安いプリンターを買って、インクが無くなったら本体ごと捨ててしまえば良いのでは?
少し印刷しただけでプリンターを捨ててしまうという使い方は、現実的ではありません。
本体価格が安いプリンターであっても、ほとんどの場合、本体を買い換えるより、インクを交換したほうが安く済みます。
プリンターは長く使うものですので、ランニングコスト(インク代・印刷コスト)を考慮して、プリンターを購入したほうが結果的には安くなります。
純正インクと互換インクのメリット・デメリット
インクカートリッジには、
- メーカー純正品のインク
- 互換品のインク
の2種類があります。
プリンターの機種によっては、純正品のインクは2000円近くしているのに、互換品のインクは500円程度で売っているという場合も…
ただ、純正品と互換品のそれぞれにメリット・デメリットがあり、純正品と互換品のどちらを使用したら良いかというのは、かなり難しい問題です。
どちらが良いのか比較している記事が多くありますが、どちらが絶対に良いということはありません。
それぞれにメリット・デメリットがあります。
そこで、「純正品のインクを使用する場合」と「互換品のインクを使用する場合」のメリット・デメリットをまとめました。
ますは、それぞれのメリット・デメリットを比較した上で、どちらを使用するのかを決めましょう。
純正品とか、互換品とか、良くわからないです!!
良くわからないという方は、純正品のインクを使用することをオススメします。
互換品のインクを使用すると、プリンターの保証が使用できなくなるなどのリスクがあります。
なので、「難しくて分からない!」と感じている方は、純正品のインクを使用するのがオススメです。
ただ、プリンターに詳しい方は、ぜひ下のメリット・デメリットを見て、互換品のインクの使用も検討してみてください。
純正品のインクのメリット・デメリット
メリット
- 純正品なので安心して使える
- 保証期間内なら無償修理してもらえる
- 品質に偏りがないので安心して使える
デメリット
- 価格が高いので、ランニングコスト(インク代・印刷コスト)が高くなってしまう
- ランニングコスト(インク代・印刷コスト)が高いので、試し刷りなどが気軽に行えない
互換品のインクのメリット・デメリット
メリット
- 価格が純正品の50%~20%と安く、ランニングコスト(インク代・印刷コスト)が安い
- 純正品にはない増量タイプもあり、交換頻度が減るのでランニングコスト(インク代・印刷コスト)が安い
デメリット
- メーカーによって多少、色に違いがある
- 保証期間内でもプリンターの修理が有償になる(つまり、互換インクの使用は自己責任)
互換インクを使用してしまうと、保証期間内でもプリンターの修理が有償になる可能性がある点には注意が必要です。
また、「故障した時だけ純正インクに入れ替えて修理に出せば、互換インクを使っていたことはバレないのではないか?」という質問を頂いたことがありますが、同様のことを行い、修理の際にバレて有償修理になったという方もいらっしゃいました。
おすすめ出来ない方法です。
「純正品のインク」と「互換品のインク」のどちらを使用するのかを決めたら、次はどうしたら良いですか?
「純正品のインクを使用する場合」と「互換品のインクを使用する場合」で、それぞれ、おすすめのプリンターをまとめておきました!
その中から自分にピッタリなプリンターを選びましょう!
また、おすすめのプリンター1つ1つに、特徴の説明を付けておきましたので、ぜひ参考にしてください。
純正インクを使用する方におすすめのプリンター
Canon A4カラーインクジェットプリンター G3360
「Canon G3360」は、機能性と本体価格のバランスがよく、大容量インクでランニングコストが安いのが一番の特長であるプリンター。
ボトルの差込口の形状を色ごとに変えたり、満タンになるとインク補充がストップするなど、初心者でも使いやすい設計になっています。
また、パソコンやスマホからワイヤレスで印刷する機能も充実しており、専用アプリの品質も高く、スムーズに印刷できます。
さらに、一般的なプリンターではメーカーに有償修理に出さないと交換できない、廃インクを吸収するメンテナンスカートリッジが自分で交換できる設計になっており、長く使用できる工夫もポイントです。
「廃インク吸収メンテナンスカートリッジの寿命がプリンターの寿命」と言われていた常識を覆してくれます。
Canon A4カラーインクジェットプリンター G1310
「Canon G1310」は、A4普通紙に印刷する場合、カラー0.8円、モノクロ0.3円で印刷できます。
一度の補充で大量プリントが可能な「ギガタンク」を搭載しているので、カードリッジ式と比べて交換頻度が少なく、1回のインク補充で約8,300枚の印刷が可能です。
ランニングコストと本体価格の総合的なコストパフォーマンス(コスパ)を重視する方に特におすすめです。
ただ、「Canon G1310」には、コピーやスキャナー機能、無線LAN機能が搭載されていません。
コピーやスキャナー機能、無線LAN機能が必要な方は、前にご紹介した「Canon G3360」か、次に紹介している「Canon G1310」がおすすめです。
Canon A4カラーインクジェット複合機 G3310
「Canon G3310」は、A4普通紙に印刷する場合、カラー0.8円、モノクロ0.3円で印刷できます。
一度の補充で大量プリントが可能な「ギガタンク」を搭載している点など、ほとんど「Canon G1310」と同じです。
唯一違う点は、コピーやスキャナー機能、無線LAN機能が搭載されている点です。
しかも、拡大コピー、縮小コピー、両面コピーなどの機能も搭載されており、ワンアクションでコピーできます。
長期的に考えれば、機能面が削られている「Canon G1310」よりも、機能面も充実した「Canon G3310」のほうがコスパ最強です。
エプソン A4カラーインクジェット複合機 EW-M670FTE
「エプソン EW-M670FTE」は、A4普通紙に印刷する場合、カラー0.9円、モノクロ0.4円で印刷できます。
挿すだけ満タンインク方式を採用しており、キャップを開けて挿すだけでインク補充が開始。満タンになると自動的に補充が完了します。
手が汚れにくくて手間もかかりません。
「エプソン EW-M670FTE」は、タンク方式のプリンターが初めての方におすすめなプリンターです。
ブラザー A4カラーインクジェット複合機 DCP-J988N
「ブラザー DCP-J988N」は、A4普通紙に印刷する場合、カラー3.7円、モノクロ0.7円で印刷できます。
ランニングコストを気にしている人向けの大容量インク型プリンター。
標準のインクカートリッジの約16本分のインク量を搭載しています。
私の場合は、1年以上インク交換なしで利用できています。
しかもインクカートリッジを挿すだけなので、タンク方式よりも圧倒的にインク交換が簡単です。
「ブラザー DCP-J988N」は、本体価格が安い大容量インクタンクを搭載したプリンターが欲しいという方におすすめです。
エプソン A4カラーインクジェット複合機 EW-M630T
「エプソン EW-M630T」は、A4普通紙に印刷する場合、カラー0.9円、モノクロ0.4円で印刷できます。
フロントカセットを採用。用紙カセットが前面にあるので、用紙交換もスムーズに行えます。
なので、ラックなどの限られたスペースでも設置可能です。
また、交換式メンテナンスボックス対応機種となっており、廃インク吸収パッドが満タンになってしまった場合でも自分で交換することができます。
今までは、廃インク吸収パッドが満タンになるとメーカーに修理に出さないといけませんでした。
「エプソン EW-M630T」であれば、長く使うことができ、長期的に考えるとコスパ最強のプリンターと言えるでしょう。
互換インクを使用する方におすすめのプリンター
ブラザー A4インクジェット複合機 DCP-J987N
写真の印刷の精細さをそこまで求めず、文章や年賀状などを安く印刷したいという方にオススメの1台です。
ビジネスで使用する場合は「エプソン EW-M630T」のほうがおすすめですが、家庭用であればこの「ブラザー DCP-J987N」がおすすめ。
インク節約モードも搭載されており、総合的なコストを安く抑えたいという方にオススメの一台です。
エプソン A4カラーインクジェット複合機 カラリオ EW-052A
「エプソン カラリオ EW-052A」は、本体価格が安いのが特徴。
また、互換インクを使用すれば、ランニングコストも抑えることができます。
印刷はもちろん、コピー・スキャンにも対応し、必要最低限の機能がそろったベーシックモデルです。
さらに、無線LAN(Wi-Fi)にも対応。専用アプリ「Epson iPrint」を使えば、スマホやタブレットからも簡単に印刷できます。
総合的なコストを考えると「ブラザー DCP-J987N」の方がオススメですが、本体価格が安いものが良いという方にオススメの一台です。
Canon A4インクジェット複合機 PIXUS TS6330
「Canon PIXUS TS6330」は、コンパクトで音も静かで印刷スピードも速いプリンターです。
用紙100枚をトレイに収納できるので、ホコリがたまらず、印刷時に毎回用紙をセットする手間が必要ありません。
また、四角くスッキリしたシンプルデザインも人気の理由の1つです。
ランニングコストが安いプリンター比較まとめ
結局のところ、どれが一番おすすめなんですか?
総合的には、ランニングコストが安くて、長く使える「Canon G3360」がおすすめです。
長く使える評判の良いプリンターを使うのが最終的には一番コスパが良く、ランニングコストを抑えることができます。
今や家庭でWi-Fiを利用しているのは当たり前でしょうし、無線LAN機能は必須です。
価格とランニングコストだけで考えると「Canon G1310」も良いですが、コピーやスキャンもできて無線LAN(Wi-Fi)機能を搭載した「Canon G3360」の方が、長く使えて便利な最強プリンターでしょう。
また、「Canon G3360」は、廃インクを吸収するメンテナンスカートリッジが自分で交換できる設計になっているのも、長く使う上で見逃せないポイントです。
ただ、それぞれの機種に良さがあります。
どの製品も特長があるので、自分のニーズに合わせてぴったりの1台を選びましょう!